空気をきれいに

歯科医院はいろいろ削ります。歯、入れ歯、金属、セラミック、プラスチックなど。削ると削りカスが飛びます。空気が汚れます。

あが歯科医院では各部屋に換気扇、空気清浄機を設置しています。また、削りカスを飛ばさないように専用の掃除機(口腔外バキューム)も設置しています。

匂いも気になりますので効果が疑問視されている匂いのきつい薬品は置いていません。普段はランプベルジェのアロマランプをつけています。匂いのきつさを感じた時はファブリーズで一気に部屋の匂いを取ります。

冬場は各部屋に気化式の加湿器を準備して風邪をひいたりしないように気をつけます。

できるだけ快適に治療を受けていただくために快適な空間をご用意できるよう気をつけています。

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朝の掃除から始まります

朝一番に診療室の窓を全て開けて空気の入れ替えをします。

暑い日も寒い日も雨の日も・・・歯科医院は独特な匂いがあるので来院される皆様が少しでも不快な感じにならないように空気に気をつけています。

空気の入れ替えをしたらダイソンの掃除機で隅から隅まで綺麗に掃除機をかけ、ガラスや鏡を丁寧に拭いていきます。埃ひとつ落ちていない綺麗な空間で快適に治療を受けていただきたいと思います。

そしてランプベルジェのアロマで芳香、オゾンで除菌。徹底的に匂い対策をしています。

全ては快適に治療を受けていただくために。

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意外と知られていない「歯の破折」

虫歯と歯周病の予防が浸透してきました。そのことにより2005年には抜歯の原因の75%を占めていた虫歯と歯周病ですが2018年には67%にまで減っています。

逆に抜歯の原因で増えてきたのが歯の破折です。11%だったのが約18%にまで増えています。

当院でも抜歯の原因は歯根破折が一番多いと感じます。(統計はとっていないので感覚的ですが)

あまり知られていないのですが歯は特に何もしていないのに知らない間にヒビが入って割れていることがあります。特に歯の根は割れてしまうと抜くしかありません。何度も根の治療をしているのになかなか治らない、違和感の原因がよくわからない、などはっきりとわかりにくいことも多く、レントゲンに写らないことも多々あります。

続・歯周病は認知症の原因か?

前回の続きです。前回のブログと合わせてお読みください。

歯周病はアルツハイマー病の発症に影響を及ぼすのではなく増悪に影響を及ぼしている可能性が考えられる。

糖尿病はアルツハイマー病の重要なリスクとなる。歯周病は糖尿病の増悪因子であるため、糖尿病をコントロールできる歯周病ケアは間接的にアルツハイマー病のリスクを低減できると考えられる。

本研究では因果関係についてまでは言及できない。今後検討が必要である。となっていますのでテレビが言うように「歯周病は認知症の原因」は言い過ぎです。

今の所、「歯周病は糖尿病を悪化させるためアルツハイマー病を悪化させる可能性があるのでアルツハイマー型認知症の増悪予防のために歯周病ケアは重要である。」とは言えるのではないでしょうか。

歯周病は認知症の原因か?

昨日テレビで「歯周病は認知症の原因」のような番組が放送されていました。

テレビは大げさなことを言うことが多く事実が誇大解釈されて放送されることが多いので報道内容を鵜呑みにしてはいけません。

その時の参考文献として国立長寿医療研究センターの平成28年度の報告書「歯周病がアルツハイマー病の分子病態ならびに認知機能障害を増悪させる機序の解明」が挙げられていましたので読んでみました。この研究はアルツハイマー病の早期診断、予防、治療法の開発に役立てるために行われています。

結論は歯周病の炎症はアルツハイマー病の病態形成に関与している可能性がある。歯周ポケットの深さよりも歯周ポケットからの出血の方がアルツハイマー病発症割合が高い。

では歯周病は認知症の原因なのか?続きは次回です。

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