「ちびだら飲み」にご注意ください!

日本経済新聞の夕刊トップに出ていた「ちびだら飲み」
働く女性が仕事の合間にちびちびと時間をかけてペットボトル容器に入ったホットコーヒーを愛飲していることを言うそうです。
この「ちびだら飲み」虫歯のことを考えると非常にリスクが高く危険な飲み方なのでオススメしない、と言うか、やめていただきたい飲み方です。
虫歯予防の基本は甘い食べ物、飲み物の摂取量と摂取回数を減らすことです。
「ちびだら飲み」は明らかに摂取回数を増やします。
砂糖の入った飲み物や炭酸飲料、乳酸菌飲料、スポーツドリンクはそれ自体が虫歯のリスクを高めます。
それをちびちびダラダラ飲むと口の中の環境は最悪になります。
虫歯を作るために飲んでいる、と言われても仕方がない状態です。
お茶や砂糖なしコーヒー、水を「ちびだら飲み」しても問題ありません。
「甘いものはどれくらい食べてもいいの?」はこちら

赤ちゃんの生え始めの歯はどうやって磨いたらいいですか?

先日このようなご質問をいただきました。
小さな前歯が生え始めて可愛いですよね。
なんとかこの歯が虫歯にならないように!と願います。
生え始めの乳歯は小さいし赤ちゃんが動くので歯ブラシではうまく磨けません。
無理に歯ブラシをしようとすると歯茎に歯ブラシが当たって痛いので嫌がります。
そこから歯ブラシ嫌いになることもあるので注意が必要です。
歯ブラシができない時はガーゼで汚れを拭ってあげるのがお勧めです。
痛くない!ということが肝心です。
ピジョンが出している「歯みがきナップ」が今のところお勧め商品です。
ウェットタイプの歯みがきナップで1枚ずつ滅菌パックされています。
クチュクチュゆすぐことができるようになってきたらフッ素入りの子供用歯磨き粉を使用してあげてください。保護者の仕上げ磨きは小学校の中学年くらいまでは必要です。
歯科医院でのフッ素塗布は当院では3歳くらいからお勧めしています。
歯みがきももちろん大切ですが、食べ物、飲み物に注意してください。
最近よく見かけるのは乳酸菌飲料を常飲しているお子様です。
非常に虫歯ができやすいので当院では乳酸菌飲料はできるだけ飲まないようにお願いしています。
美味しく食べて健康に!

リステリンをお勧めしています

当院ではリステリンをお勧めしています。
「リステリンは知ってるけど口の中が焼けるように痛いし、ヒリヒリするから嫌いなんだよね〜」という方!
最近出たノンアルコールタイプをお試しください。今までの口の中が焼けるような感覚はありません。
多少刺激はありますが許容範囲だと思います。
写真はサンプルです。
現在お試しいただけるサンプルを多数ご用意しておりますので
この機会にぜひリステリンをお試しください。
リステリンをお勧めするその理由
1 バイオフィルム細菌集団(歯垢=プラーク)にある程度浸透性を発揮して短時間に殺菌効果を発揮する
2 リステリンには135年の長い歴史があり大きな副作用の報告がない
3 HIV、ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルスを不活化する
4 カンジダ菌にも効果が有る
5 虫歯菌であるストレプトコッカス ミュータンスに殺菌作用がある
6 矯正治療中の機械的プラークコントロールが難しい場合にも有効
7 インプラント治療のメインテナンスに有効
8 デンタルプラーク抑制、歯肉炎予防に有効であることがRCT臨床研究で明らか
9 歯周外科手術後にも有効
などなど虫歯予防、歯肉炎予防だけでなくカンジダ菌が原因の義歯性潰瘍にも効果があるのです。
普段のブラッシングにリステリンを併用していただくことでより口の中を殺菌し、美味しく食べて健康に!

保険でできる白い歯が増えます。

2017年12月1日より保険でできる白い歯の範囲が拡大されました。
CADCAM冠といわれるすべてプラスチックでできた歯です。
単冠と呼ばれる1本だけかぶせる場合に限られます。ブリッジの適応はありません。
これまでは小臼歯に限られており、金属アレルギーのある方のみ医師の診断書があれば大臼歯にも適応可能でした。
このたび、上下左右の第2大臼歯がそろっていて噛み合わせがしっかりしている場合に
”下顎の第1大臼歯に限り”、使用できるようになりました。
歯科用金属アレルギーのある方はこれまで通り医師の紹介状があればどの大臼歯でもCADCAM冠を入れることが可能です。
保険の白い歯は、削る量が多かったり、はずれたり、割れたりと課題がまだまだ残されていますが、
患者様にとっては金属ではない白い歯にできるというメリットがあります。
我々歯科医師にとっては、銀色の金属は時価で変動しているため、金属代が高騰している昨今、変動しない保険で決められた価格だと「銀色の歯を入れると原価割れすることがある」、と言う不安を払拭できるというメリットがあります。
「いったいどの歯まで保険で白い歯が被せられるの?」はこちら
「奥歯って保険で白いの出来るんですか!?」はこちら
「自費でできる白い歯」はこちら

なぜムシ歯になるのですか?〜小学4年生からの質問〜

虫歯
そもそもムシ歯とは?
口の中には700〜800種類の細菌が住んでいると言われています。
その中にムシ歯の原因となる虫歯菌も住んでいます。
虫歯菌は砂糖が大好きで砂糖を取り込んで分解し酸を出します。
その酸で歯が溶けます。
歯が溶けると穴があきます。
その穴が虫が食ったように見えるのでムシ歯と呼ばれています。
ムシ歯は実はなりにくい病気です。
4つの条件が揃わないとムシ歯にならないと言われています。
その4つの条件とは
1虫歯菌がいること
2砂糖の摂取量
3歯や唾液の質
4時間
です。
この4つの条件が重なるとムシ歯になります。
これらの条件をコントロールして重ならないようにしてやるとムシ歯になりにくくすることが可能です。
長くなってしまうのでその方法については次回に回します。