スポーツ用マウスガードを希望される方へ

ラグビーや女子ラクロスなどでスポーツ用マウスガードの作成を希望される方が増えています。
よくあるご質問をまとめてみました。
虫歯がある場合は虫歯治療を行ってからマウスガードを作成します。先にマウスガードを作ってから虫歯治療を行うとマウスガードが合わなくなる恐れがあるからです。
虫歯治療は健康保険が使用できます。
マウスガード作成の期間について。
写真にある、青、白、黒は在庫がありますので型をとってから約1週間で完成します。他の色がご希望の場合は取り寄せになりますので期間がかかります。その他の色や作成期間については型取りの際にお問い合わせください。
スポーツマウスガードは消耗品です。一度作ったらずっと使い続けられるものではありません。ゆるんで外れやすくなってきたら新しいものに作り変える必要があります。
小学生の場合、平均して1年に1回作り変える必要があると言われています。
費用
(保険適用外)
小学生:3,000円(税別)(歯の生え換わりに応じて作り変えの必要があります)
中学生~大学生:7,000円(税別)
社会人:10,000円(税別)
調整料:1回500円(税込)(年齢問わず)
マウスガードが義務付けられているスポーツなどは下記ブログに詳しく記載しています。
2017年1月からラクロス男子も装着が義務化されました(白と透明以外の一見して装着がわかる色と指定されています)
「スポーツ用マウスガードについて」はこちら

フッ素入り歯磨き粉のフッ素濃度が変わります!

平成29年3月17日に1000ppmを超えるフッ素濃度の歯磨き粉が医薬部外品として承認されました。
今まで日本では1000ppmが上限でしたがこの度1500ppmまで引き上げられました。
ISO(国際標準化機構)ではフッ素濃度の上限は1500ppmとされていますので諸外国の歯磨き粉のフッ素濃度は1100ppmか1450ppmの物が多いのです。
なぜ濃度にこだわっているか?というと「う蝕治療のガイドライン」に「初期根面う蝕に対して1100ppm以上のフッ化物配合歯磨剤の使用だけでも表面の欠損の深さが0.5mm未満のう蝕であれば、再石灰化できる可能性がある」と記載されているからです。欠損の浅い初期の根面う蝕はまずフッ化物を用いた非侵襲的治療を行って再石灰化を試みう蝕を管理するよう推奨される、となっています。
推奨の強さはBですから「科学的根拠があり行うよう勧められる」というレベルです。
日本の歯磨き粉の主流は950ppmですからちょっと足りないのです。早く商品化されていい歯磨き粉が出てきたらまたお知らせします。
「出ました!高濃度フッ化物配合歯磨き粉!」はこちら
歯磨き粉選びのポイント動画はこちら

院内ミーティング 〜AED講習〜

当院は万が一に備えてAEDを設置しています。
「AEDがあるけど使えない!」
「見たことあるけど中がどうなっているのかわからない!」
ではいざという時、役に立ちませんので院内で救急救命講習を行いました。
AEDは開けてスイッチを入れれば自動音声で全ての指示をしてくれますが、全く触ったことがなければ慌てた時に開けてまずどこを触ればいいかわからないかもしれません。
今回のミーティングでスタッフは全員AED、心臓マッサージに関して同じ知識を共有することができました。
「口腔外バキュームを設置しました」はこちら