離乳食は月齢に合わせるのではない!!

子どもの歯科
0歳児にとって食べることは学習であり、失敗を繰り返しながら自然に覚えていきます。しかし環境などの条件で子どもの食べ方は良くも悪くもなります。

同じ月齢の子どもでも2本しか生えていない子もいれば10本生えている子もいます。

月齢だけに合わせて歯の本数を考慮しない離乳食形態では歯の本数に合わないため噛めなかったり噛まずに丸呑みしたり、不適切な飲み込み方を覚えてしまうことがあります。

兵庫県歯科医師会がまとめた「歯の生え方に合わせたワンポイントアドバイス」は離乳食・幼児食のすすめ方、歯の磨き方がわかりやすくまとまっています。

お子様の成長発育のためにぜひ参考にしてみてください。

「歯の生え方にあわせたワンポイントアドバイス」はこちら

子どもが仕上げ磨きを嫌がります

保育園に検診に行った時に多いご相談です。

保護者の方は必死で磨こうとする・・子どもは必死で逃げようとする・・・

押さえつけてガーッと磨く・・・よけいに逃げる・・・・

子どもが仕上げ磨きを嫌がる理由の一番は痛いからです。

乳歯は小さいです。歯ブラシの毛先の大きさよりも小さいくらいです。

必死で磨こうとすると歯ブラシが歯茎に当たっていたいのです。痛いから逃げます。それでもなんとか磨こうと必死になればなるほど歯ブラシが歯茎に当たります。痛いので逃げます。

歯ブラシが歯に当たっていれば痛くないので逃げません。歯茎に当たらないようにそーっと歯だけにブラシが当たるように磨いてあげてください。それでも難しい時はガーゼで拭ってあげたり綿棒でこすってあげたり歯茎に当たらないようにしてあげれば痛くないので嫌がりません

 

矯正は歯に良いのですか?〜小学4年生からの質問〜

矯正治療することで歯並びを改善するのは見た目の問題の解決だけではありません。
かみ合わせをしっかり作ることで食べ物をしっかり噛めるようにします。
しっかり噛めると栄養が十分取れるので健康な体を作ることができます。
歯並びがいいと歯磨きがしやすくなるので虫歯や歯周病になりにくくすることができます。
その他にも口が閉じやすくなることや発音しやすくなることなど、歯並びをよくすることのメリットはたくさんあります。
歯がなくなる原因の75%は虫歯と歯周病ですから、それになりにくいということは歯もなくなりにくいということですから矯正治療は歯にいいといえるでしょう。

赤ちゃんの生え始めの歯はどうやって磨いたらいいですか?

先日このようなご質問をいただきました。
小さな前歯が生え始めて可愛いですよね。
なんとかこの歯が虫歯にならないように!と願います。
生え始めの乳歯は小さいし赤ちゃんが動くので歯ブラシではうまく磨けません。
無理に歯ブラシをしようとすると歯茎に歯ブラシが当たって痛いので嫌がります。
そこから歯ブラシ嫌いになることもあるので注意が必要です。
歯ブラシができない時はガーゼで汚れを拭ってあげるのがお勧めです。
痛くない!ということが肝心です。
ピジョンが出している「歯みがきナップ」が今のところお勧め商品です。
ウェットタイプの歯みがきナップで1枚ずつ滅菌パックされています。
クチュクチュゆすぐことができるようになってきたらフッ素入りの子供用歯磨き粉を使用してあげてください。保護者の仕上げ磨きは小学校の中学年くらいまでは必要です。
歯科医院でのフッ素塗布は当院では3歳くらいからお勧めしています。
歯みがきももちろん大切ですが、食べ物、飲み物に注意してください。
最近よく見かけるのは乳酸菌飲料を常飲しているお子様です。
非常に虫歯ができやすいので当院では乳酸菌飲料はできるだけ飲まないようにお願いしています。
美味しく食べて健康に!