なぜムシ歯になるのですか?〜小学4年生からの質問〜

虫歯
そもそもムシ歯とは?
口の中には700〜800種類の細菌が住んでいると言われています。
その中にムシ歯の原因となる虫歯菌も住んでいます。
虫歯菌は砂糖が大好きで砂糖を取り込んで分解し酸を出します。
その酸で歯が溶けます。
歯が溶けると穴があきます。
その穴が虫が食ったように見えるのでムシ歯と呼ばれています。
ムシ歯は実はなりにくい病気です。
4つの条件が揃わないとムシ歯にならないと言われています。
その4つの条件とは
1虫歯菌がいること
2砂糖の摂取量
3歯や唾液の質
4時間
です。
この4つの条件が重なるとムシ歯になります。
これらの条件をコントロールして重ならないようにしてやるとムシ歯になりにくくすることが可能です。
長くなってしまうのでその方法については次回に回します。

いつ頃歯が抜けますか?〜小学4年生からの質問〜

歯科
乳歯が生えそろうのは3歳ごろです。
永久歯が生えてきたり、生え変わり始めるのが6歳くらいです。
最近は学校検診に行っても生え変わりが遅くなってきた感じがします。
これは他の検診医の先生に聞いても同じ感想を聞くのでその傾向にあるかと思われます。
原因はわかりません。
乳歯が全部抜けて永久歯が生えそろうのがだいたい12歳くらいです。
ですので小学校に通っている間に抜け始めて卒業する頃には永久歯に変わっている、とうイメージです。
歯の生え変わりは個人差が大きいので1〜2年ずれることもあります。
また男女差もあり一般的に女子の方が早く生え変わります。
いつまでも生え変わらない、生えてきたけど乳歯が抜けない、など気になることがあればかかりつけの歯科医院で診てもらってください。

どうして歯がはえかわるのですか?〜小学4年生からの質問〜

20本の乳歯が生えそろうのはだいたい3歳くらいです。
おとなと3歳児の顔の大きさを比べると全然違いますね?
子どもの顔の大きさでおとなと同じ大きさの歯が生えてくると口の中が歯でいっぱいになってしまって大変です。
子どもの小さな口でもしっかりと食事ができて栄養補給ができるよう、子どもの顎の大きさに合わせた小さな歯が20本生えそろうようになっているのです。
乳歯は成長に欠かせない栄養補給と後から生えてくる永久歯のスペース確保のための重要な役割を担っているのです。「どうせ永久歯に生え変わるから大丈夫」などと言わず大切にしましょう。
そして成長しておとなになったとき、子どもの歯のままだと小さすぎて隙間だらけになってしまいます。
おとなの顎の大きさに適した永久歯が28本生えてきておとなになってもしっかり食事ができるようになります。

歯は全部生えかわりますか?〜小学4年生からの質問〜

乳歯は全部生えかわります。
乳歯は全部で20本あります。
永久歯は全部で28本です。(親知らずを入れると32本)
乳歯20本がすべて永久歯に生え変わり、8本の永久歯が新たに生えてきます。
まれに、乳歯の代わりに生えてくる永久歯が元々ない人もあってそのような場合は乳歯は抜けずに大人になっても乳歯のまま、ということがあります。
特に支障がなければ乳歯のままでも問題ありません。
乳歯の代わりに生えてくる永久歯があるのに乳歯が抜けない場合は問題があるので歯科医院で調べてもらわなければなりません。