ラグビーW杯で盛り上がった影響かスポーツ用マウスピース作成希望者が増加しています。
マウスガードとはスポーツ時に口や顎のケガを防ぐため、主に上顎につけるものです。
弾力性のある材料でできていて、歯をすっぽり覆うような形をしています。
カスタムメイドは通常上顎に装着します。
試合中、練習中の歯が折れる、歯が抜け落ちる、口唇、舌、頬粘膜などの切り傷、顎の骨折などのケガの防止、軽減にマウスガードが役に立ちます。
色々なカラーが揃えられていますのでお好きなものをお選びいただけます。
スポーツによって色の指定があるものがあります。
マウスガードは、口にぴったり合っていないと効果を発揮しません。
歯科医院で歯型をとって口に合ったマウスガードを製作すると、かみ合わせや形の調整ができるので、装着感が良く効果の高いマウスガードを製作できます。(約1週間で製作できます)
口に合っていないマウスガードを使用すると、かえってけがの原因になったり、顎の関節に悪影響を及ぼすことがあります。
マウスガードを使用するスポーツ、マウスガード装着が義務付けられているスポーツ
公式規則に規定されており、マウスガードをつけていないと試合に出られないスポーツがあります。
ボクシング、キックボクシング、K-1、空手の一部、アメリカンフットボール
ラグビーの一部、ラクロス(男子も2017年1月から義務化)、インラインホッケー(20歳以下)
マウスガード装着が推奨されるスポーツ
*格闘技系スポーツ・・・ボクシング、キックボクシング、空手、レスリング、柔道、日本拳法など
*球技、団体競技・・・アメリカンフットボール、ラグビー、アイスホッケー、バスケットボール、ラクロス、フィールドホッケー、サッカー、ハンドボール、野球、バレーボール、ラケットボール、テニス、スカッシュ、水球など
*個人系スポーツ・・・体操、トランポリン、アクロバット、重量挙げ、スキー、スケートボード、スカイダイビング、ハングライダー、馬術、乗馬、モトクロス、サイクリング、円盤投げ、砲丸投げ、サーフィン
マウスガードの効果
口や顎のケガの予防効果が高い事が報告されています
他には
顎関節の保護・・・マウスガードを歯と歯の間に介在させることで顎関節への衝撃が緩和されるといわれています。
脳震盪の防止、軽減・・・脳震盪の防止、軽減は科学的に証明されていません。しかし、効果はあるだろうと言われています。
心理的効果・・・以上の効果により、安心してプレーができる、積極的にプレーができるという心理的効果も大きいようです。
運動能力の向上・・・マウスガードの装着により全身の筋力がアップすることが科学的に証明はされています。
スポーツ用マウスガードと、歯ぎしり防止用のマウスピース、睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースは、それぞれ装着の目的が異なり、素材、形状も異なりますので全く違うものです。一つのものを他のものに代用することはできません。目的に合わせたものを歯科医院で作成してもらってください。
「スポーツ用マウスガードを希望される方へ」はこちら