足で物を移動させるなんて行儀が悪い!?

以前ネットの投稿で「歯科医院のスタッフが足でゴミ箱を蹴って移動させていた。なんて行儀の悪いスタッフだ!」という書き込みを見たことがあります。
一般的には行儀が悪いこの行為ですが、実はあのゴミ箱「キックバケツ」という名前が付いています。文字通り蹴ってゴミを入れやすい場所に移動させて使うゴミ箱なんです。
治療中は手でゴミ箱を触ることはできません。手が不潔になるからです。スタッフもグローブをはめて治療の手伝いをしているので不潔なゴミ箱を手で触ることができません。ですから診療中の物の移動は足で行うことが多いのです。歯科のスイッチ類も手を使わなくても操作できるように足元に集中して設置されていますので足での操作は案外多いのです。決して行儀が悪いわけではありませんのでご了承ください。
写真はフットスイッチです。歯を削る機械のスイッチ、スピード調整、正回転逆回転、背もたれの上げ下げ、水を出したり止めたり、電気を点けたり消したり足だけであらゆる操作ができるように設計された優れものです。

1月のおやつレシピ ~さくさく揚げあられ~


材料
乾燥したもち・・・3個(丸もちの大きさで)
揚げ油

バジル
作り方
1.乾燥してかたくなったもち(鏡餅など)を1cm角の大きさにきります。
2.盆ざるなどに乗せ風通りのよいところで3~7日ほどさらによく乾燥させます。
3.180℃の揚げ油で2をじっくりと揚げてください。少し膨らんでパチッとはじけて、こんがりときつね色になればOKです。
4.3に塩、バジルをまんべんなくふりかければ出来上がりです。

*乾燥が十分にされていないと揚げた時に油がはねます。必ずよく乾燥させ、あまり一度に揚げないでください。
ポイント
お正月が過ぎおもちも食べ過ぎた頃ではないでしょうか。今回のおやつはそんなおもちの活用です。
バジルの代わりに青海苔や粉チーズなどでも美味しくいただけます。
いつもは市販のものを買っている方もお餅のあるこの季節にこそ出来る手作りおかきをぜひ、作ってみてください。
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セカンドオピニオンって受けてもいいの?

友人から「知り合いがどこかの歯科医院で◯○の治療を勧められたらしいけどどうなん?」とか「○○円って言われたらしいけど高すぎない?」とか聞かれることがあります。
又聞きなので実際口の中がどうなっているのかさっぱりわかりませんので曖昧な返事しかできません。結局、私の話はどのように伝わっていったのだろう?と気になることもしばしば・・・
主治医の説明になんらかの疑問がある場合は疑問点をはっきりと主治医に聞いた方がいいですし、それでも解決しない場合は他の医院でセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。
「せっかく主治医が提案してくれているのに、その話を信用せずに他の先生の話を聞くのは失礼だ」と思われている方もあるようですが、プロの話を又聞きした知り合いの意見や、ネットで誰が発信しているのかわからない情報を見て主治医の話に半信半疑になっているくらいなら他の先生の話を聞いてすっきりした方がはるかに有益だと思います。
インターネットやマスコミの情報は不確実で責任者も不明な場合が多いです。発信者の都合のいいように内容が歪曲されている場合もありますので一般の方が専門知識について正しい情報を引き出すのは困難です。
また、口の中の状態は千差万別で他の人の情報が当てはまる場合は少ないと考えられます。
他の先生の意見を聞くことは別に失礼には当たりませんし、初めから「◯○先生のところで治療を受けているが、他の先生の意見も聞いてみたい」と言っていただければきっちり対応します。話を聞いたからかかりつけの医院を変わらなければならない、ということもありません。
すっきり納得して治療を受けていただきたいと思います。
美味しく食べて健康に!

インプラントも歯周病になる!?

「インプラントを入れたら一生もので歯周病にはならない」ということは決してありません。
インプラント周囲の粘膜は防御機構が十分でないため感染に弱いのです。
インプラント周囲の歯茎は普通の歯の周りの歯茎よりも防御機能が劣っている(細胞交代が3倍遅い)と考えられており、より厳密なプラークコントロール(歯磨き)が必要です。
ですから、「歯磨きするのめんどくさいし残ってる歯を全部抜いてインプラントにした方が楽じゃない?」なんて考えている方には決してインプラントはお勧めしません。インプラントはご自分の歯よりも丁寧にしっかり歯磨きし、確実に定期検診を受けていただかなければならないからです。
定期的なメインテナンスを行わなかった場合、インプラント周囲粘膜炎は発症率が増加するといわれています。よってインプラントは手術して歯が入って終わりではなくメインテナンスが極めて重要なのです。
歯周病で歯を失った方はインプラント周囲炎のリスクも高いという報告があります。
インプラントを入れた後のメインテナンスについてしっかりした説明を受けていない方も多くあるようなので注意が必要です。
インプラント周囲炎を予防するためには1にも2にもプラークコントロール(歯磨き)が重要です。
当院でインプラントをお勧めする方は当院でのブラッシング指導、歯周病治療を受けていただいた方で、しっかりしたプラークコントロール(歯磨き)ができることが確認できた方のみです。せっかくいいものを入れていただくのだからできるだけ長く快適に使用していただきたいと思います。
美味しく食べて健康に!
インプラントを入れている人はフッ素入り歯磨き粉を使ったらだめなの?」はこちら

入れ歯のお手入れどうするの?

  • 食後は入れ歯専用のブラシでこすり洗いしましょう
  • 毎日入れ歯洗浄剤に浸け置きしましょう(熱湯消毒はできません)
  • 定期的に歯科医院で汚れや破損、適合状態のチェックをしてもらいましょう

入れ歯も歯と同じように汚れます。
食べかすが付きます。
歯垢(プラーク)が付きます。
歯石が付きます。
着色汚れが付きます。
食事をしたら入れ歯も磨く必要があります。
まず、流水下で写真のような入れ歯専用のブラシを使って食べカスを洗い落とします。この時、入れ歯を落下させて洗面所に当てると入れ歯が壊れることがあるので、洗面所に水を張っておくと落として破損することを予防することができます。
入れ歯をブラシで洗う時、歯磨き粉を使用すると細かい傷が付きますので使用しないでください。使用する場合は写真のポリデントフレッシュクレンズのような入れ歯専用の物を使用してください。
就寝前には写真のような入れ歯洗浄剤を使用してください。コップにお風呂の温度くらいのお湯と入れ歯を入れて入れ歯洗浄剤を投入します。そのまま朝までつけ置きで大丈夫です。朝起きた時、入れ歯用ブラシを使って流水下で入れ歯を洗い入れ歯を装着してください。
入れ歯洗浄剤は毎日使用してください。
入れ歯洗浄剤で十分な除菌ができますので熱湯消毒はしないでください。入れ歯が変形することがあります。
こびりついた着色、歯石になってしまった物やどうしても取れない汚れは無理に自分で取ろうとせず、歯科医院でご相談ください。
歯科医院は市販されていない入れ歯専用のぬめりや石灰化物を除去する薬剤、強力な超音波洗浄機、入れ歯専用の研磨の機械を持っています。
入れ歯の歯がすり減ったり、知らない間にヒビが入っていたり、歯茎と入れ歯の間に隙間が出来てきたりすることがあります。定期的に歯科医院でチェックしてもらっていつも快適に入れ歯が使用できるようにしてもらってください。
美味しく食べて健康に!