聞いたことありますか?
「今治水」と書くようです。
私は全く知らなかったのですが「歯が痛いときに塗る薬だ」と患者様から伺いました。
「歯の痛みに塗って効く薬なんてあるのか??」と思って調べてみると
なるほど、歯の神経の鎮静作用がある成分が入っていますね。
これは決して「虫歯治療薬」ではありません。説明書にも明記されています。
虫歯で痛みが出たときにその痛みを和らげる作用がある薬だと思われます。
これを塗って「痛みが治まったから虫歯が治った」と勘違いしないようにお願いします。
虫歯になってしまったら歯科医院でないと治療はできません。
歯茎には使ってはいけません。虫歯でできた穴に使う薬です。
使用上の注意をよく読んで使用し、早めに歯科医院で診てもらってください。
投稿者: agashikaiinn
しみたらシュミテクト?
まず、シュミテクトは知覚過敏に有効な歯磨き粉でありこの商品を批判するものではありません。
「しみたらシュミテクト、それ知覚過敏かも?」
テレビで見たことのあるCMですが、問題は「本当に知覚過敏なのか?」ですね。
シュミテクトは象牙質知覚過敏症には大変よく効く薬です。
しかし! しみているのは本当に知覚過敏だからでしょうか?
むし歯だからじゃないですか?
なぜしみているのか?
考えてもわからないですね。口の中をいろいろ見てみてもわからないですね。
そもそも知覚過敏ってなんなんでしょう?
「しみたら歯科医院」そこで診断してもらってから対策を考えましょう。
テレビでよく聞く知覚過敏。
正確には「象牙質知覚過敏症」といいます。
「知覚過敏はしみるんだろうな~」という感覚ではないでしょうか。
「象牙質知覚過敏症は、露出した象牙質に加わった物理的(擦過、乾燥、温度変化)あるいは化学的外来刺激によって、一過性の不快な痛み(10秒間以内)(鋭痛)が誘発され、刺激が除かれると直ちに消失する状態をいう。」と定義されています。
ですから何もしていないのに痛みがあるとか、いつまでも痛みが続いている、10秒以上しみるのが持続するというものは知覚過敏症ではありません。
一過性でない痛みの場合は早めにかかりつけの歯科医院で診察してもらうことをお勧めします。
知覚過敏でないのに知覚過敏の薬を使ってももちろん治りません。
彦根スカイアドベンチャー
お盆休みは彦根スカイアドベンチャー、ローザンベリー農園に行ってきました。
高さ8メートルのアスレチックは命綱が付いていますが足が震えます。
思わぬところに力が入っていたようで身体中が痛いです。
最後のスライダーが気持ちいい!
米原近くにあるローザンベリーでは野菜の収穫をしました。オクラやナス、トマト、万願寺唐辛子などいろいろな野菜を収穫できます。採ったばかりの野菜でバーベキューもできます。
野菜を収穫したあとはブルーベリーを1時間採り放題食べ放題!
5、6個まとめて口の中に入れると甘酸っぱくて美味しいです。
意気込んで行きましたが暑いし、ブルーベリーしかないし、15分くらいでお腹いっぱいです。
散々ブルーベリーを食べたあと園内にある喫茶店でブルーベリーワッフルを食べました。
これがまたブルーベリーがたっぷり乗っていて美味しい!
夏季休暇のお知らせ
2017年の夏季休暇は
8月10日(木)〜8月14日(月)までです。
よろしくお願いいたします。
休暇中もメール、LINEでのメッセージは受け付けています。
またまた出ました。ハンドピース未滅菌問題。
写真にあるような歯を削るハンドピースが患者さんごとに滅菌されていない!
という記事がまた読売新聞に出たようです。
当院ではすべての器具を滅菌または使い捨てです。
ハンドピースも患者さんごとに滅菌しています。
やることはきちんとやっている上で書かせていただきます。
私が勤務医の頃、ですから10年から20年前(大学病院も含めて)は感染症のある患者さんの時と1日の診療終了時のみ滅菌でその他の時はアルコール消毒するというのが一般的でした。
このハンドピースを患者さんごとに滅菌するというのは歯科医院にとってものすごく大きな経済的負担が強いられています。
ハンドピースは1本約10万円です。
「そんなに高いなら一生物でしょ?1回揃えたらずっと使えるじゃない?」と思われるかもしれませんが実は消耗品です。
当院も開業して10年になりますが何本も買い換えています。
一人の患者さんにタービン、コントラストレート、コントラアングルの3本のハンドピースを使用するのが一般的だと思います。
ハンドピースは洗浄して注油して滅菌するので一人の患者さんが終わって洗浄、滅菌が出来上がるまで約1時間かかります。滅菌が終わってすぐだとハンドピースが熱くて持てません。
小規模な歯科医院で1日20人の来院があるとします。午前中の4時間で10人の患者さんを診るとすると少なくとも18本のハンドピースがないと患者さんごとに滅菌できません。
これだけ揃えるのに180万円かかります。そして一般的な高圧蒸気滅菌を繰り返すと器具の寿命が短くなるので買い換えのサイクルが短くなります。滅菌代という診療報酬項目がないのでその費用というのはおそらく初診料、再診料に含まれているんだと思われます。
歯科は紙コップやエプロン、グローブなど使い捨てのものが多いです。それらがすべて「初再診料に含まれる」となると使い捨ての器具代や滅菌代だけで赤字になってしまうのではないでしょうか?
ちなみに基本的な歯科の初診料は2340円、再診料は450円です。(平成29年現在)
患者さんに安心して安全な診察を受けていただくのは基本中の基本だと思います。
国民皆保険を謳っている以上、国は小規模な歯科医院でも安心、安全な歯科医療を提供できる環境を整えることができるだけの診療報酬を出すべきです。
今の新聞報道は弱いものいじめを国が放置しているようにしか見えません。
この調査結果は日本歯科医師会の協力を得て厚生労働省がまとめた物ですが公表することについて厚生労働省は日本歯科医師会に全く事前連絡をしておらず、日本歯科医師会は厚生労働省に強く抗議しています。
歯科医院を叩く前に、設備費として十分な診療報酬を出さない国に問題があるわけですから国の歯科に対する姿勢を問題視してもらいたいと思います。
「グローブは患者さんごとに替えているの?」はこちら