乳歯が生えそろうのは3歳ごろです。
永久歯が生えてきたり、生え変わり始めるのが6歳くらいです。
最近は学校検診に行っても生え変わりが遅くなってきた感じがします。
これは他の検診医の先生に聞いても同じ感想を聞くのでその傾向にあるかと思われます。
原因はわかりません。
乳歯が全部抜けて永久歯が生えそろうのがだいたい12歳くらいです。
ですので小学校に通っている間に抜け始めて卒業する頃には永久歯に変わっている、とうイメージです。
歯の生え変わりは個人差が大きいので1〜2年ずれることもあります。
また男女差もあり一般的に女子の方が早く生え変わります。
いつまでも生え変わらない、生えてきたけど乳歯が抜けない、など気になることがあればかかりつけの歯科医院で診てもらってください。
カテゴリー: 子どもの歯科
どうして歯がはえかわるのですか?〜小学4年生からの質問〜
20本の乳歯が生えそろうのはだいたい3歳くらいです。
おとなと3歳児の顔の大きさを比べると全然違いますね?
子どもの顔の大きさでおとなと同じ大きさの歯が生えてくると口の中が歯でいっぱいになってしまって大変です。
子どもの小さな口でもしっかりと食事ができて栄養補給ができるよう、子どもの顎の大きさに合わせた小さな歯が20本生えそろうようになっているのです。
乳歯は成長に欠かせない栄養補給と後から生えてくる永久歯のスペース確保のための重要な役割を担っているのです。「どうせ永久歯に生え変わるから大丈夫」などと言わず大切にしましょう。
そして成長しておとなになったとき、子どもの歯のままだと小さすぎて隙間だらけになってしまいます。
おとなの顎の大きさに適した永久歯が28本生えてきておとなになってもしっかり食事ができるようになります。
歯は全部生えかわりますか?〜小学4年生からの質問〜
乳歯は全部生えかわります。
乳歯は全部で20本あります。
永久歯は全部で28本です。(親知らずを入れると32本)
乳歯20本がすべて永久歯に生え変わり、8本の永久歯が新たに生えてきます。
まれに、乳歯の代わりに生えてくる永久歯が元々ない人もあってそのような場合は乳歯は抜けずに大人になっても乳歯のまま、ということがあります。
特に支障がなければ乳歯のままでも問題ありません。
乳歯の代わりに生えてくる永久歯があるのに乳歯が抜けない場合は問題があるので歯科医院で調べてもらわなければなりません。
小学校のブラッシング指導
宝塚市の小学校の学校医をしているので、年に1回歯科衛生士さんと一緒にブラッシング指導に行きます。
以前は小学2年生対象に行っていましたが、2年生ではまだ自分で磨くことと、むし歯の成り立ちなどを理解するのが難しいことから小学4年生対象に変更してもらいました。
4年生だとある程度は自分で磨けますし、難しい話も理解できています。
毎年、ブラッシング指導前に「児童からの質問」を受け付けていて保健の先生にお願いしています。
今年は例年よりたくさん質問をいただきましたのでこちらのブログでも紹介していこうと思います。
大人だと聞いてみたいけど今更聞けない!という質問も入っているかもしれません。
園でお話
現在、市内の野上あゆみ保育園、わかばの森保育園、宝塚南口幼稚園、逆瀬台小学校で校医、園医をさせていただいています。
写真は、園児向けに虫歯のお話をさせていただいているところです。
歯磨きももちろん大切ですが、食べ物や飲み物のリスクもかなり大きいのです。虫歯になりやすい食べ物、飲み物をお伝えして虫歯にならないためにはどの様なことに気をつけたらよいか、小さいうちから知っておいて欲しいと思っています。
「おやつってなに?」はこちら