歯科でインフルエンザの話?ってな感じですが、予防接種を受けていたにもかかわらず年末にインフルエンザにかかり休診を余儀なくされたのでちょっと記載しておきます。
結論から・・・インフルエンザ予防接種は受けましょう!
インフルエンザは飛沫感染(唾やくしゃみ、咳で飛び出したウイルスを吸い込む)と接触感染(ウイルスを含む唾や飛沫が付いた手で目や鼻、口に触れる)でヒトからヒトに感染します。飛沫感染はマスクをしていない感染者が2メートル以内の近距離にいる場合他者に感染します。
インフルエンザウイルスの潜伏期間は1〜3日です。一般的に症状が出てから7〜10日前後で回復に向かいますが、解熱してから2〜3日の間は感染力が非常に高いのが特徴です。
A型は病原性が強いため小児や高齢者で重症化しやすく大流行が多いのが特徴で、12月中旬から流行し始め2月くらいまで続きます。B型はA型と比べて発熱の程度は軽度ですが消化器系の症状が出やすいのが特徴で、2月くらいから流行し始め5月の連休あたりまで続きます。
インフルエンザ治療薬は発症から2日以内あるいは可能な限り速やかに投与開始することで症状の持続時間が短縮し重症化を防ぐことができます。また、予防効果もあることからハイリスク患者さんの家庭内、施設内でインフルエンザ患者さんとの接触があり予防接種をしていない方には短期間の予防内服として処方されることがあります。
インフルエンザワクチンの接種は毎年必要です。感染予防効果は60%程度と言われています。しかし、予防接種者は重症化を避けることができます。ワクチンは接種後2〜3ヶ月有効ですがそれ以降は効果が落ちてしまいます。
しかしインフルエンザは感染しやすく、時に重症化するためワクチンによる感染予防は非常に重要です。接種している本人を守るだけでなく高齢者や子どもなど身近にいる重症化しやすい人の感染リスクを下げることも証明されています。ですから高齢者や小さなお子さんのいる家庭では家族全員がワクチン接種することが望ましいとされています。
参考文献 月刊 糖尿病ライフ さかえ 2017年1月号 特集1 インフルエンザと糖尿病より 抜粋、要約
カテゴリー: 感染予防対策
使っている道具はキレイなの?
一時期新聞に「歯科医院では歯を削る機械をアルコールで拭くだけで、滅菌していない」と書かれたことがあります。
当院では患者様の口の中に入るものは全て滅菌するか、滅菌できないものは使い捨てです。
もちろん歯を削るタービン(キーンという音がするやつ)、コントラ(ゴリゴリ響きながら削るやつ)、水や風をかける3ウェイシリンジの先まで患者様ごとに全て洗浄して滅菌しています。
安心して治療を受けていただける環境をご提供します。
匂い対策 ランプベルジェについて
歯科医院といえば嫌な匂い。
診療所の前に立ったらもう嫌な匂いがしてきます。
この匂いだけで嫌な気分になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
朝、診療所に来たら一番に全ての窓を開けて空気の入れ替えをします。
当院では嫌な匂いのする薬品を全て引き出しの中へ。
全ての部屋に換気扇をつけて、匂いができるだけ院内にこもらないように注意しています。
また、使用頻度の少ない匂いのきつい薬剤は置いていません。
そしてランプベルジェのアロマで嫌な匂いをシャットダウン。
ランプベルジェのオイルは時々香りを変えています。ちなみに今はレモンフラワーの香りです。
気持ちよく診療を受けていただきたいから気分が悪くなる匂いは極力なくすように日々気をつけています。
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