何を考えて治療計画を立て、治療をしているのか?

治療計画
口腔内全体の検査が終わったら治療計画を立てます。
そのとき注意していることは、「自分だったらどうして欲しいだろうか?」ということです。もちろん歯科の知識があるのでベストの選択をしたいと考えます。

患者様が自分の年齢と離れているときはもう一つ考えます。「自分の家族だったら、親戚だったらどうしてあげるだろうか?」です。

すべての年齢の方に共通のベストの治療方法はないと考えています。年齢や体調を考えたとき、自分の祖父や祖母なら、父や母なら、兄弟なら、成長過程を考えたとき、息子、娘ならどうしてあげるかを考えて自分が考えるベストの治療方法をご提案しています。

治療計画だけではありません。治療過程にもこだわります。
拡大鏡を使って確実に見る。根管治療であればラバーダム(ゴムのマスクを歯につけて唾液で歯の中が感染しないようにする物)をする。CR充填であればZOO(口の中に溜まった水や唾液を吸い取る器械に特殊なZOOという装置をつけて歯が唾液で濡れてしまわないようにし、接着剤の性能を最大限に発揮する物)を使って防湿をしっかり行う。印象(歯型)を取る時には歯肉圧排(歯と歯茎の間に特殊な糸を入れてどこまで削っているかはっきりと技工士さんが確認できるようにする作業)を行う。トレーには各種印象材用の接着剤を塗って変形を最小限に抑える。印象材、石膏の混水比(水と粉を混ぜる量は材料によって決まっています)は正確に計量する、などです。
すべて自分が治療してもらうとしたら必ず行って欲しいことですから実際の治療でも行います。残念ながら自費と保険では同じ内容の治療過程はできませんが保険でもできるだけ精度の高い治療ができるように心がけています。

待合室のこだわり

「リラックスしてお待ち下さい」と言われても歯科医院の待合室でリラックスするなんてそう簡単なことではないと思います。
当院の待合室はリラックスとまではいかなくても、ストレスを感じにくいように工夫しています。
ジャズなど日替わりで音楽を流しています。
雑誌は月刊誌を中心に常に最新のものを置いています。傷ついたものや汚れたものは交換するか処分します。
そして待合室の椅子。待合室に長椅子はありません。人間は一般的に横17センチ以内に他人が座ると自分のテリトリーを侵されたと感じ、自分が席を移動するかストレスを感じたまま座り続けると言われています。長椅子ではテリトリーを守りきれません。ただでさえストレスを感じる歯科医院の待合室でこれ以上ストレスを感じさせるわけにはいきません。
ですから当院の待合室の椅子は一人掛けで椅子と椅子の間は20センチ以上開くように工夫しています。また、患者様同士の目が合わないよう椅子はすべて同じ向きに向けられています。
また、玄関から入ってきた方と待合室でお待ちの方の目が合わないよう玄関から待合室が直接見えないように角を設けています。
初めて当院にお越しになられた方は「待合室の椅子が少ない!」と思われるかもしれません。しかし、当院は完全予約制でお一人の方の予約時間は30分から1時間と十分おとりしているのでお待たせすることがほとんどありません。ですから待合室の椅子の数は少なくても患者様が待合室で溢れかえるということはありません。