徳島大学で開催された日本睡眠歯科学会〜エビデンスに基づく睡眠歯科医療を目指して〜に参加してきました。
当院では医科で診断された閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療用のマウスピースを作成しています。
CPAPは重症の睡眠時無呼吸症候群だけに保険適用されていますがマウスピースは軽症から重症まで幅広く作成することができます。詳細はこちら
医科歯科連携の重要性やマウスピース作製、フォローアップ時の注意事項など不明な点も多い中で臨床経験の豊富な先生方から多くのアドバイスをいただきました。
徳島大学で開催された日本睡眠歯科学会〜エビデンスに基づく睡眠歯科医療を目指して〜に参加してきました。
当院では医科で診断された閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療用のマウスピースを作成しています。
CPAPは重症の睡眠時無呼吸症候群だけに保険適用されていますがマウスピースは軽症から重症まで幅広く作成することができます。詳細はこちら
医科歯科連携の重要性やマウスピース作製、フォローアップ時の注意事項など不明な点も多い中で臨床経験の豊富な先生方から多くのアドバイスをいただきました。
「オーラルフレイル」「口腔機能低下症」という言葉を聞いたことがありますか?
「全身の機能低下は口から始まる」と言われています。
老化は自覚症状なく始まります。
「フレイル」と言われる機能低下が始まる前の段階であれば元の健康な状態に戻すことができます。そこで注目を浴びているのが「オーラルフレイル」という口の機能が低下する前の段階です。
オーラルフレイルの段階で早期発見、早期介入できれば口腔機能の低下を遅らせることができます。
50歳以上の方は健康保険で口腔機能低下症の検査をすることができるようになりました。当院でも検査が可能です。
検査項目は
1舌苔付着度 2口腔乾燥 3残存歯数 4舌口唇運動機能 5舌圧 6咀嚼能率 7嚥下機能アンケート
以上7項目です。このうち3項目以上が基準値を下回ると口腔機能低下症と診断されます。
検査で基準値を下回る項目を早く見つけることができれば早めの対策が可能です。
グラフの赤い曲線が理想的なカーブです。
ピンク色の範囲で口腔機能が発育していきます。点線のカーブは口腔機能が十分に発育していない状態、いわゆる口腔機能発達不全症と呼ばれます。
緑色の範囲で年齢とともに口腔機能も下がっていきます。点線のカーブが早く口腔機能が衰える状態、いわゆる口腔機能低下症です。
どちらも適切なトレーニングで理想的なカーブを描くようにすることが可能です。
50歳を過ぎたら年に1回は口腔機能検査を受けましょう。
チェアを1台増設し、歯科衛生士さんを1名増員しました。
歯科医師用チェア1台、歯科衛生士用チェア2台となり以前よりもかなり予約が取りやすくなりました。
ご予約は電話、LINE、メールどれでも可能です。
器具の消毒・滅菌はとても重要です。
その中でも一番最初の「洗浄」が最重要過程です。
歯科領域では「洗浄」で使用される薬液に「洗浄・消毒」が同時に行えるものが多数販売され使用されていますが「消毒」効果のある薬剤を使用すると血液やタンパクが凝固して器具にくっついて取れなくなってしまい「洗浄」できません。「洗浄」と「消毒」を同時に行うことは不可能ですので別々の工程で行わなければなりません。
当院では「洗浄」効果が非常に高いMEEBウォッシュを使用し確実に血液・タンパク汚れを除去してから温水洗浄、高圧蒸気滅菌を行いみなさんに案して治療を受けていただけるようにしています。
脱水予防のためには十分な水分補給が必要になります。
熱中症予防のためには水分だけでなくナトリウムやカリウムの喪失を補うことが大切です。
熱中症予防のために市販のスポーツドリンクで水分補給しようとする方も多いと思いますが、スポーツドリンクは糖質量が多く、脱水予防のメリットより血糖上昇のデメリットが上回ることがあります。また、多くの糖が含まれているため虫歯のリスクが高まります。
1日3食をしっかり食べていれば無糖の水やお茶で十分に水分補給できることがほとんどです。私のオススメはミネラル麦茶です。
また、ナトリウムを補給するため塩飴を摂取する方もあります。1日に1〜2個ならいいですが5個以上食べると塩分の過剰摂取になるため注意が必要です。
月刊糖尿病ライフ さかえ 7月号改編