年齢とともに歯が弱り、いずれは入れ歯になるのは老化現象?


みなさんのまわりには大なり小なり、入れ歯の人が何人かいるかもしれません。
「歳をとってきたら歯ぐきがやせてきて、歯もガタガタになってくる」とか
「歯が悪いのは歳のせいだから仕方がない」「歳をとったら歯は悪くなるもの」とか
「総入れ歯にすれば歯を磨かなくていいから楽でいい」など、聞いたことがありませんか?
その人たちの言うこと、ほんとうでしょうか?
まず、入れ歯になったということは、歯がなくなったところがあるということです。
歯を抜いたのか、自然に抜け落ちたのか、もともとないのか、のいずれかです。
たいていの人は抜いたか抜け落ちたのです。
その原因は?
年齢によって異なりますが、写真の円グラフのように歯がなくなる原因の約75%は、う蝕症(むし歯)か歯周病なのです。
老化現象で歯が抜けたりすることはないのです。
総入れ歯(総義歯)は歯を磨かなくていいから楽でいいでしょうか?
総入れ歯なら何でも噛めて不自由ない、なんていう人はほとんどありません。
自分の歯で噛んでいたのと同じように、入れ歯でも何でも噛めると思ったら大間違いです。
どんなに優れた入れ歯も所詮は自分の歯の代用品であって自分の歯以上のものは存在しないのです。
「美味しく食べて健康に」すごしていただくためには、ご自分の歯を大切にケアして使っていただくのが一番です。