歯科用アマルガムは詰め替えないといけないの?

歯科用アマルガム
歯科用アマルガムには無機水銀が使用されており日本では廃絶を目指してきました。歯科用アマルガムは2016年の診療報酬改定で保険適用が廃止されましたので、日本国内で新たに使用されることはないと思われます。
平成8年に大学を卒業した私は大学でアマルガムの実習があったかどうか記憶にありません。卒業してから実際に治療でアマルガムを使用したことはありません。ですので最近はほとんど使用されていなかった材料だと思います。
しかし、以前は頻繁に使用されていた材料ですので現在口の中に虫歯治療したアマルガムがある、という方は多いとおもいます。
日本歯科医師会は、口の中にすでに虫歯治療として詰められているアマルガムは水銀化合物として安定しているので虫歯の再発がなければ原則として除去する必要はない、除去が必要になった場合は慎重に除去、回収を行うべきであると指摘しています。
時々「アマルガムが入っているから詰め替えなければならないか?」というご質問を受けますが、見た目の銀色が気にならず、虫歯になっていなければ特に詰め替える必要はありません。
アマルガムに関してはネット上に様々な情報が散乱し混乱しています。
学会が正式に出したQ&A集がありますので何らかの疑問を持たれている方は参考にしてください。
下のリンクがうまく飛ばなくなっています。
お手数ですが「アマルガム使用に関する検討委員会」で検索し下記ページを検索してください。
日本保存歯科学会 アマルガム使用に関する検討委員会歯科用アマルガム(に含まれる水銀)に関するQ&A集はこちら

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