まずは結論から。治療計画や費用についてお電話での相談はできません。
詳しくは以下をお読みください。
内科や外科でもそうなんでしょうか?
歯科ではなぜか自分で診断して治療計画まで考えてお電話いただく方が結構いらっしゃいます。
「虫歯でかぶせないといけないと思うのですが白い歯はいくらですか?」
「しみるんですけど虫歯ではなく知覚過敏だと思うので時間はかからないと思います」
「歯石がたまってるんですけど歯石を取るのは何回くらいでいくらかかりますか?」
「歯が痛いけど応急処置だけでいいです。10分くらいで終わると思いますからすぐみてください」などなど・・・
自分で診断してしまっています。そしてその虫歯をどうするか、歯石をどうするか、治療計画そしてその治療にどれくらい時間がかかるかまで考えていただいています。
「盲腸だから切らないといけないと思うのですが手術代はいくらですか?」
「腕が痛いんですけど応急処置だけでいいので10分くらいで終わりますよね?」って病院に電話する方はあまりいらっしゃいませんよね?
今の症状については電話でお教えいただきたいです。その状態によってどれくらいの予約時間をお取りすればいいか考えます。
虫歯か知覚過敏かどうかはこちらで見せていただいてレントゲン撮影もして診断します。
その後の治療計画はかぶせるのか、つめるのか、知覚過敏処置でいいのか、診断が出てから考えます。診断の前に治療計画は立てられませんので金額を聞かれても返答に困るのが正直なところです。
歯石を取るにしても歯周病の検査をしてどれくらい歯周病が進んでいるのか、どれくらい歯石が付いているのか、歯茎の上だけなのか、歯茎の中まで付いているのか見てみないことにはわかりませんので回数も金額も正確にお伝えすることはできません。
「だいたいでいいから」と言われることもありますが、その「だいたい」が見てみないとわからないのです。
お越しいただいて自覚症状を細かくお聞きして、口の中の状態を調べて初めて診断できます。
診断があってから治療計画を立てるわけですから、費用などの様々なご相談は治療計画を立てた時、になります。
当院にいらしたことがある方であれば、カルテからある程度の予測は可能ですが、初めての方に関してお電話での治療計画や金額の相談はほぼ不可能です。
「何を考えて治療計画を立てているのか?」はこちら
投稿者: agashikaiinn
学校や幼稚園、保育園の検診と歯科医院の検診は違うの?
ほとんどの学校や園の歯科検診は6月で終了していると思います。(秋に行うところもあるようですが)
この学校や園の歯科検診と歯科医院での歯科検診は似て非なるものです。
最近は学校検診でもアンケート用紙を記入してもらい検診時に提出してもらったりしていますが、何せ検診医一人が約130人を90分で診ますのでとてもみなさんのアンケートに答えられるような状況ではありません。
写真のような正規のマニュアルがありこれに則って検診は行われます。
しかし、人数と時間からも分かるように学校や園の検診は大まかなスクリーニングが目的であり細かな部分まで十分に調べて個人個人に対応できるものではありません。
学校や園の検診で指摘事項があったということは、ぱっと見で「問題あり」と判断されたわけですから必ず歯科医院で精密検査を受けていただきたいと思います。
歯科医院での検診は照明も十分で機材も揃っておりレントゲン撮影もできます。一人一人に十分時間をかけて対応できる環境が整っています。
また、ご自分では取りきれない汚れを取り除いたり虫歯予防のためのフッ素塗布を行ったりとそれぞれの方にあった予防方法をご提案することが可能です。
学校検診で問題がなくてもかかりつけの歯科医院での歯科検診はしっかり受けていただきたいと思います。
7月のおやつ さつま芋とごぼうのパリパリチップス
さつま芋・・・200g
ごぼう・・・200g
酢・・・こさじ1/2
小麦粉・・・50g
揚げ油
塩
バジル
作り方
1.さつま芋は5cm×4cmぐらいの大きさに切ります。ごぼうはさつま芋より少し細めに切ります。
2.1のごぼうは灰汁が出ないように切った後すぐに酢をかけておきます。
3.さつま芋、2のごぼうに小麦粉をまぶします。
4.3を160度の揚げ油でじっくりと揚げます。最後に少し温度を上げるとカラッとパリパリに揚がります。きつね色になればOKです。
5、4に塩とバジルをふりかければ出来上がりです。
ポイント
今回のおやつはスナック感覚でいただけてお子様にも喜ばれるチップスです。
ごぼう嫌いのお子様にもこのおやつなら大丈夫です。ごぼうの違ったおいしさを楽しんでいただけてます。
さつま芋もごぼうも食物繊維たっぷりの食材です。
パリパリとしていて止まらなくなりそうですが揚げ物ですので食べ過ぎには注意してください。
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根管治療よりインプラントの成功率の方が高いから抜歯してインプラントにしましょうと言われた!?
時々相談されることなんですが・・・
根管治療、インプラント治療それぞれ素晴らしい治療方法です。
しかし、そもそも根管治療とインプラントを比較することに無理があります。
なぜか?
根管治療とインプラント治療は治療の目的が違うからです。
根管治療は歯を残すための治療。(虫歯治療などの保存学の一分野)
インプラントは歯がなくなった場所に歯の代わりになるものを作成する治療です。(入れ歯治療などの補綴学の一分野)
入れ歯とインプラントの治療成績を比較する、というのなら同じ分野の治療ですからまだわかりますが、
全く違う分野の治療の成功率の比較に何の意味があるのか疑問です。
根管治療ができるのであれば、まずは根管治療を行いできるだけ歯を保存する。
どうしてもダメで抜歯しなければならなくなった時にインプラントにするのかブリッジにするのか入れ歯にするのか考える。
というのが正しい順序だと思います。
食後30分間は歯を磨いたらダメなんじゃないの?
テレビの影響力は恐ろしいですね。
この話をブログに書くのはおそらく4回目・・・
誤った知識がかなり広く浸透してしまっています。まだそれが正確に否定されていないことに報道しっぱなしのテレビの恐ろしさを痛感します。
有名大学の有名教授がテレビ番組で言ってしまいました。テレビで言っちゃったことを学会のホームページで否定しても誰も読んでないですよね?テレビで間違ったことを言ったならテレビで否定しなければいけないと思います。
噂によると「食べてすぐ磨きましょう、って言ったら番組的に面白くないから他の事言ってくださいよ」、と言われて思わず言っちゃったとか。
簡単にいうと「やらせ」みたいなものですね。
食後の歯磨きについては、歯のむし歯予防の見地から、これまで一般的に推奨されてきたとおり、食後の早い時間内に行うことをお勧めします。
このテレビで言っちゃった有名教授が所属している日本歯科保存学会のステートメントに「食後30分間は歯磨きを避けること」についての見解が掲載されています。
このステートメントでも「食後早い時間に歯磨きすることをすすめる」と明記されており、「酸性食品を食べたからと言って食後30分は歯磨きを避けなければならないということは確認されていない」と書かれています。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「食後30分間は歯磨きを避けること」についての見解