甘いものはどれくらい食べてもいいの?


甘いものを食べないに越したことはありません。
甘いものは食べないでください、食べささないでください。飲み物は水かお茶くらいにしてください家に炭酸やジュース類を置かないようにしてください、とお願いしますが残念ながらあまり現実的ではないようです。
それでも3歳までは甘いものなしで育てましょう。
年齢とともにだんだん甘いものを食べるようになってきます。
甘いものを食べ過ぎるとしっかり歯磨きをしても歯が溶ける時間が長すぎて再石灰化が追いつかず虫歯ができてしまうので、虫歯予防には甘いもののコントロールが非常に重要です。
ではいったいどれくらいなら甘いものを食べてもいいのでしょうか?
おやつに取る砂糖の量は約20グラムまで、スティックシュガーで約3本分までにしましょう。(朝、昼、晩の食事に含まれる砂糖は除外して考えています。)
それってどれくらい?なんでしょうか。
それでは具体的におやつ類に何gぐらい砂糖が入っているか見てみましょう。
カステラ1切れ・・・24g
メロンパン1個・・・32g
大福餅1つ・・・24g
バニラアイスクリーム1カップ(120ml)・・・24g
ヨーグルト(砂糖入り)120g・・・16g
野菜ミックス飲料350ml・・・16g
炭酸飲料500ml・・・56g
スポーツドリンク500ml・・・32g
となっています。
いかがですか?思ったよりも多いですか?少ないですか?
炭酸飲料を飲みながらお菓子を食べるなんてもってのほか!と言うのがよくわかると思います。
目安は1日20gまでにしてください。
「おやつってなに?」はこちら

あなたも2年で4〜5kg減量できるかも!?

体重測定習慣と2年後の体重変化を見た海外のデータによると、BMI(体重指数)25未満の正常体重者のうち、1日1回以上測定する人の体重は現状維持、週に1回、あるいは月に1回程度体重測定する人の体重は有意に増加しています。
つまり、毎日の体重測定習慣がないと皆太るのは当たり前と言えるでしょう。
一方でBMI30以上の肥満者で見てみると、毎日体重測定している人の体重は4〜5kg程度低下しています。
つまり肥満の方は毎日体重を測ることで2年間で4〜5kg減量できるポテンシャルがあるということです。
〜月刊 糖尿病ライフ さかえ 4月号より〜
写真はここ1ヶ月ほぼ毎日Wii Fit Uで測っている私の体重です。
Wii Uが生産中止になるそうで残念です。体重が軽くなっているかどうかは置いておいて毎日乗るだけでグラフ化されて非常に便利です。
体重が減っていっても休診日前に暴飲暴食して元に戻っているのがよくわかります(笑)

「健康にいいこと」にご用心!

当院で全体の治療が終了されて定期的なメインテナンスにいらしている方のお話です。
先日もメインテナンスでお越しになられました。ずっとトラブルなしだったのですが突然4本も虫歯ができていました!
「なぜ??」考えます。今までなんともなかったのになぜ急に虫歯ができたのか?しかも4本も??
その虫歯の出来具合から酸っぱいもの(柑橘類など)がお好きな方によくできる「酸触症」と言われるものによく似ていましたので、
「最近、酸っぱいものをよく食べるようになったということはありませんか?」
とお聞きしましたが「すっぱいものは嫌いなので柑橘類もほとんど食べません」ということです。
そこで以前セミナーに行った時に聞いた話を思い出しました。
「今までなんともなかった人の口の中に急な変化が起こった時は「何か健康にいいことしてませんか?」と聞いてみてください」と言われたことを。

聞いてみました。すると「半年ほど前から健康にいいと聞いた飲み物を飲んでいます。ボケ防止にブドウ糖がいいとテレビで言っていたのでブドウ糖も飲んでいます」
これです!飲み物の名前を聞き調べてみたところ、フルーツ主体の甘酸っぱい飲み物であることが判明しました。まずはこの飲み物をやめてもらいます。そして低血糖になる恐れがあって医師からブドウ糖の摂取を勧められているのでなければブドウ糖を飲む必要はないことも説明し、虫歯を治しまた定期検診でチェックさせていただくこととなりました。

テレビで健康にいい、予防になる、と言われたものをそのまましっかり実行してしまう方が多くいらっしゃいますが、中にはこのように虫歯を作ってしまうものもありますので、何か新しく健康にいいことを始めようと思った時には一度ご相談いただくといいと思います。