歯医者も知らない歯科医師免許証の秘密

歯科医師免許証には「すかし」が入っています。
私の歯科医師免許証は「大蔵省印刷局製造」となっています。今は財務省でしょうか。
開業するときに銀行の方が「歯科医師免許の原本確認します」と言われて免許をかざしていました。
あとで、「何してたんだろ?」と思って同じようにかざしてみると「すかし」が入っているじゃないですか!
全く知りませんでした。偽造できないようになっているんですね。

保険と自費はなぜこんなに金額の差があるのか?

「自費が高すぎる」と言われることがありますがそれは違います。
保険が安すぎるのです。
保険診療の金額は国が値段を決めた診療報酬です。
医療費全体のうち歯科がもらえる額は約7%です。残り93%は医科ですので歯科医療費はほとんど予算がないというのが現状です。
予算がない中で診療報酬を決めているので、材料などは診療報酬で決められた金額が我々の仕入れ値の原価割れをおこしていることもしばしばあります。
今年の1月から「ファイバーポスト」という良い材料が保険でも使用できるようになると聞き喜んでおりましたが、決められた金額を見て愕然としました。
ファイバーポストの定価は1本1000円(税別)ですが国が決めた我々が請求できる金額は890円です。完全に原価割れですね。これは定価の2割引が販売価格だろうということで決められているようですが、800円(税別)で仕入れたとしても税込864円です。なんと原価率97%!ありえません。
仕入れ値で販売している小売業の方っていらっしゃいますか?
せっかく良い材料が開発され保険で使えるように認められても原価割れするような値段をつけられたら誰も使いません。
金属の被せ物も原価率は約80%です。
歯科医療はひとりひとりの方に手作業でオーダーメードの治療をご提供しています。この世に手作りのオーダーメードで原価率が80%なんてものが存在するでしょうか?
保険診療ではこのような原価割れが多々あります。その分は我々の持ち出しになってしまうためできるだけ安い材料を使おうとします。当然、精度は落ちます。できるだけ安く作ってくれる技工士さんに作ってもらおうとします。技術は二の次になってしまいます。時間をかければかけるほど赤字になるので早く一人の方を終わらせなければなりません。薄利多売にならざるを得ないのです。
「保険で良いものを」と頑張っておられる先生もいらっしゃいますが、かなり難しいです。というか無理ではないでしょうか。「保険の範囲内で良いものを」というのであれば話はわかります。
口は人の体の入り口です。口の中が健康になることで体全体が健康になることは証明されているのに健康保険では口の中の健康に予算を分けてくれません。この国は国民の健康についてどれだけ真剣に考えているのか疑問に思うこともあります。
消費税が上がって医療費も上げてくれるのかと思いきやどうもそうではなさそうです。歯科においては「保険で良いものを」というのは夢の話ですね。
自費は原価割れするような値段設定は当然していません。
学会やセミナーなどにしっかり参加して知識と技術を研鑽し、ひとりひとりの方としっかりと向き合い、時間をかけて良い技術と良い材料を使用し、技術の高い技工士の方に作ってもらう、そうなると自ずと費用は高くなってしまいます。
大半が愚痴になってしまいましたが、自費が高いのではありません。保険が安すぎるのです。

アンケートに答えて豪華景品をもらっちゃおう!

兵庫県歯科医師会のアンケートです。
現在、兵庫県歯科医師会では歯科医院に関する県民意識調査を実施中です。
アンケートにお答えいただいた方に抽選で
毎月商品券が 1万円分・・・1名様
5千円分・・・3名様
1千円分・・・10名様に当たります。
実施期間は2015年11月1日から2016年2月末までです。
アンケートはこちら
兵庫県にお住いの方々が対象です。ご注意下さい!
当院が豪華景品を出すわけではありませんのでご了承ください。

第2土曜日の楽しみ

またまた行ってきました。阪神西宮のパブGALWAYさんです。
宝塚JCを同期卒業した司法書士の今吉さんに誘われて行くようになりましたが、毎月の楽しみになっています。
今吉さんのリクエストで憂歌団のAll of meを演奏する予定でしたが練習不足のため断念。
いつもの山崎まさよしさん、サイモン&ガーファンクルに落ち着きました。
しかし、このお店のお客さんのレベルがメチャメチャ高い!
ほんとにアマチュアですか??という歌唱力とギターテクニックです。
私が弾き語りするのは気が引けますが、ストレス解消には最高なので楽しい時間です。
一緒に行った今吉さんは他のお客さんとビートルズのセッション。
初めて会った人とでも気軽にセッションできるのが音楽の楽しいところ。
ギター、ボーカル、ベース、パーカッション、キーボードとステージに上がったらお客さんの方が少ないやん!
ま、だからこそ気軽に行ける楽しい空間です。
 

おやつってなに?

「おやつ」と聞くとキレイなデコレーションのケーキやスナック菓子、ジュースなどを思い描く方が多いのではないでしょうか?
「おやつ」とは「お八つ」と書き、現在の時間の午後2~4時頃に「軽食」として食べられてきたものでした。
その時代は一日二食の食事でしたが、そのままの習慣が一日三食の現在にも残っているのです。
「おやつ」のまたの名を「間食」といいますが、食事と食事の間に摂るものです。一日に摂取するエネルギーのうち食事では補いきれないものを補う「補食」を意味します。
現在の食生活は高カロリー、運動不足が問題になっていますので「補食」という意味では大人の「おやつ」は不要です。
しかし、幼児や学校に通っている子どもは成長にたくさんのエネルギーが必要になります。そのため三食では補えない栄養を「補食」(「おやつ」)として補ってあげなければいけません。
 
そこで、「おやつ」は甘いケーキやスナック菓子、ジュースなどではなくお子様にとっては第四の食事だと思って甘くない「おやつ」をあげて下さい。
ですがいくら「補食」で甘くないからといって一日に何回も食べるのはいけません。食べ物を口にすると口の中のpHが低くなり、虫歯が出来やすい環境を作ります。その回数を多く作ることになりますから「おやつ」は一日一回が適当でしょう。
もちろん、一番大切なのは朝食、昼食、夕食の三食が基本ですので三食しっかりとバランスの良い食事になるように心がけて下さい。
 
写真は食べても虫歯にならないキシリトールキャンディです。
10月のおやつはこちら
11月のおやつはこちら
12月のおやつはこちら